創設者は東武曼（あづま たけふみ）。自宅アトリエ「あつま裡」に若手美術家や愛好家たちが集まり「流形美術会」の前身「流形派作品研究会」が誕生した。

第1回流形展

終戦後、再び美術活動が活発化し、日本橋・丸善画廊で第1回展覧会を開催。
主なメンバー：東武曼、東恵美、斎藤守など。

当時日比谷公園内にあった都立日比谷画廊に於いて第2回流形展が開催される。
その後1954年まで年に2回開催されたが、日比谷画廊の閉鎖により一時活動停止する。

東代表が美術評論家の植村鷹千代氏と共に銀座「タカゲン」に画廊開設を提案し、
「銀座タカゲン画廊」が開廊、第10回流形展を開催。会名を「流形社」と改める。

会員数も多くなり作品も充実し、1975年に竣工した神奈川県民ホールに於いて
推薦制公募展としての第15回展を開催した。

念願の東京都美術館に進出、「流形社展」を「流形展」に改め、
ポスターの書体をグリーンの特太明朝体に定める。以降公募展として開催される。

東京都の後援を得て、都知事賞、都教育委員会賞を授与されるようになった。

初代代表の東武曼死去により、江口益巳が代表に就任。
運営体制の整備と会報発行を実施。
彫刻部が新設される。

文化庁から「文部大臣奨励賞」を授与されるようになる。
写真部が本格的に発足。

有楽町交通会館にて第1回「流形社夏季展」を開催。出品者相互の親睦・研鑽と新人の育成をモットーに、毎年活況を見せていた。

樽見盛衛を顧問に迎える。

東京新聞の後援を得て、東京新聞賞を授与されるようになる。

竹内敏信が写真部顧問に就任。

斎藤守が第3代代表に就任。

第50回展を迎え、会名を「流形美術会」に改名。
夏季展も「流形美術夏季展」となる。

嶋根欣一が第4代会長に選任。

勅使川原正代を第5代会長に選任。

彫刻部を廃し、立体／工芸部を新設した。

宮下優一を第6代会長に選任。

岸哲也を第7代会長に選任。